どうして下っ腹の脂肪が落ちない原因とは

お腹だけぽっこりと出ている、運動や食事制限をしてもお腹だけやせない、こんな経験がありませんか。下腹にお肉がついてジーンズが履けない、昔の服が合わなくなったという方もいるはずです。どうして下腹のお肉は落ちにくいのでしょうか。

 

お腹周りには重要な臓器が集まっています。

 

女性ならではの体の特徴で

特に女性は子宮や卵巣といった大切な臓器があります。脂肪にはこれら大切な臓器を守る役割があります。女性が男性よりも下腹にお肉がつきやすいのは、子宮や卵巣を守るためでもあります。

 

大切な臓器は守らなければならないので、運動や食事制限をしてもお肉が落ちにくいのです。

 

体が冷えていると

冷えも関係しています。脂肪には体温が逃げないようにする役割があります。脂肪は悪者のイメージがありますが、ある程度の脂肪がないと体温が逃げて体が冷えてしまいます。脂肪には体温を保ち命を守る働きもあるのです。
お腹が冷えるとお腹を守るために下腹に脂肪がつきます。冷えているということは血流が悪いということなので、血流の悪化で代謝が落ち、ますますお肉がついてしまいます。

 

現代人には下腹が冷えている方が少なくありません。手先足先が冷えている方は冷えを自覚していますが、手先足先が温かいけれど下腹は冷えている隠れ冷え性の方がいます。

 

隠れ冷え性になる原因には、冷たいものの食べ過ぎ飲み過ぎがあります。一年中アイスクリームのような冷たいものを口にできるし、トマトやキュウリなど本来は夏が旬で体を冷やす性質のものもいつでも食べることができます。これらが原因で下腹が冷えてしまうのです。
下腹が冷えていると代謝が滞り、いくら食事制限などをしてもやせにくくなります。冷えを自覚しておらず冷えの解消をしていないので、下腹のお肉だけ落ちなくなります。

 

筋力の不足

下腹やせするには腹筋を鍛えることが重要です。しかし、腹筋を鍛えても普段の姿勢が悪いと下腹の脂肪を落とすことは難しいです。猫背になるとお腹が丸まり、下腹の筋肉を使わなくなります。普段から筋肉を使わないと代謝が悪くなるため、腹筋を鍛えていても下腹だけぽっこり出ることがあります。